現在の日本人の平均寿命は男女共に80歳を超えていて、50代というのは折り返しを過ぎて、残りの人生をどうするか考える時期に入るため、同じ仕事を続けていると「このままこの仕事を続けて終わっていいのか?」と多くの人が疑問を持ちます。
50代というのは転職をするラストチャンスでもあるため、それが更に仕事を辞めたいという気持ちに拍車をかけてしまうでしょう。
50代で仕事を辞めたいという考えを持っている人に、現実問題としてどのような状況が待っているのか、その状況と共に対応策について紹介しましょう。
仕事を辞めた後の人生設計を考える
仕事を辞めるのは所属している企業や団体に退職届を提出して理由を説明するだけですが、50代で仕事を辞めたいと考えても年齢が再就職をする際に大きな障害になり、他の人にはないスキルを持っているか再就職先が決まっていない限り、簡単に転職はできないでしょう。
仕事を辞める場合のリスク
これは定年退職までの期間の関係と、再就職した場合に以前からその企業にいる若い従業員との人間関係など、仕事以外のことで人事担当者が気がかりになる部分があるため、採用については慎重にならざるを得なくなっています。
また体力的にも衰えが出て来る年代でもあり、新しい環境でどこまでやってくれるのかは全くの未知数です。
そのため前職に在籍している時から、もしも仕事を辞めてすぐに再就職先が見つからなかった場合を想定し、そのようになった場合にどのような生活を送っていくのかシュミレーションを何度も行ってみることが大切です。
引用:http://www.stat.go.jp/data/kakei/sokuhou/nen/pdf/gy02.pdf
しばらくは失業保険やそれまでの貯蓄で生活ができますが、問題なのはいずれは自分自身も働けなくなる年代に入ってしまうということです。
また働けたとしても収入が激減してしまうことが多いため、その少なくなった収入でも十分にやっていけるかどうかを考えなければいけません。
それに50代という年齢は子供がいる家庭では高校生か大学生になっているケースが多く、親と同居している場合には介護を必要とする割合が高くなっています。
また住宅などのローンを抱えている人もこの年代が多く、毎月決まった金額を必要としているので、まずは最低限必要な金額を払い続けて、どこまで耐えられるのか考えていかなければいけません。
支出の面で将来的に問題がないという試算ができたなら、再就職活動にも比較的余裕が生じて焦る必要がなく、好きな趣味に没頭するというのも可能でしょう。
しかし年金にしても将来的にどのように改正されるのか不透明ですし、特に健康問題だけは加齢と共にリスクが上昇していくため、体に何か支障があったケースはどうするかというところまで人生設計を組み立てていかなければ意味がありません。
50代という年齢のリスク
同じ企業に長年に渡って在籍していれば仕事の内容だけでなく、人間関係でもいくつも問題を抱えているのが当たり前なので仕事を辞めたいという考えが過り、そのような柵から解き放たれるので最初の内は気持ちが安らいで辞めてよかったと考えます。
しかし仕事を辞めれば基本的に新たな収入が無いことになるため、そこからどうやって自分の生活を維持していくのかしっかりと計画を立てていなければ、若い頃のように何とかなるという人生は送れません。
自分ではまだ若くてどんな仕事でもできると思っていても、社会や世間はもうすぐ労働の世界からは引退する年代に差し掛かっているという認識が強くなっています。
そのために50代で仕事を辞めたいのであれば、いい将来を考えるのではなく、悪い将来を想定してそれに耐えうるだけの材料がなければ、50代という年齢は仕事面に関してはやり直しがきかない年代であるのは間違いありません。
仕事を退職してから自分の希望を実現させるためにいくら必要か考える
50代は現在においては誰も人生の終焉時期とは考えておらず、そこからまだ人生は何十年と続くのが一般的です。
そのために仕事で埋没された人生を取り戻したいと考えて仕事を辞めたいという考えを持つ50代の人は少なくないのですが、夢を実現するためにはどうしてもお金が必要になります。
仕事をやめた時の生活面でのリスク
まず生活するために必ず必要になる固定費を最初に計算し、それに余裕のための資金を加算しなければいけません。
住居費は生活する上で欠かせませんが、持ち家であれば家賃を支払う必要が無いのですが、固定資産税や維持管理のための費用がかかります。
固定資産税はその場所の土地や住宅価格が反映され、豪邸や都心の一等地であれば桁外れに髙くなりますが、通常は一年で十万円程度が多くなっています。
それよりも問題なのは古くなる住宅の維持管理費であり、木造建築物は20年程度で劣化が目立つようになるため、構造を強化するための改築が必要になります。
リフォームには数百万円規模の費用がかかるので、その住居にずっと住むのであれば、この資金については所持していなければ困ることになるでしょう。
光熱費も必ずかかってしまうものですが、家族が増えない限りはそれほど大きな変化がないのが通常です。
食費も退職前とそれほど変わりませんが、毎日必要になるので無駄な買い物を減らし、必要最低限のものだけを購入するようにすることが大切です。
そして通信費についても見直しを行わなければならず、今では当たり前になった一人に一台の携帯電話も精査して、本当に必要な台数だけを使うようにして下さい。
このような固定費を抑えるのは収入が得られなくなった場合にはとても重要であり、いつまでも収入があった頃の生活を続けていけはいけません。
そして一番の問題は医療費であり、これは加齢と共に身体機能が下がっていくので、退職前よりも多くなると考えて下さい。
これら合計すると、夫婦だけの場合でも一か月で最低27万円は必要になるという試算が出ています。
年金でリスク回避できるか
実際にはこの全てを捻出するわけではなく、夫婦の年金や障害者がいる場合には障害年金が支給されます。
年金は夫婦が満額で支給されると22万円程度の額になるため、用意する金額は最低で毎月5万円以上という計算になります。
ただ50代であれば年金の受給はまだ先の話であり、年金として支給される部分を取り除いて、毎月必要になる金額をどうやって捻出するか考えなければいけません。
退職金や失業保険でリスク回避できるか
正社員として長年同じ会社に勤務していれば退職金の対象者にはなりますが、これは事業形態や給与額で大きな違いが生じてきます。
それに50代で仕事を辞めれば満額支給ができなくなるので、もらえる金額は下がってしまいます。
そのため退職金を失業後の資金に充てようとする場合には、事前にいくらくらいもらえるのか調べていた方がいいでしょう。
また労働者であれば失業保険として給与保証が一定期間継続されますが、これも退職前の給与が大きく関係しているため、給与が低ければ失業保険額も少なくなります。
失業保険は満額で退職前の平均給与額の45~80%となっていて、平均給与が低い人ほど高い割合が設定されています。
期間は年齢によって明確に定められていて、45歳以上で20年以上勤労していれば最長で330日付与されますが、自己都合であれば150日しか支給されません。
それに自己都合では待期期間として半年間は何も支給されないので、仕事を辞めて生活費に充てることも不可能になります。
どちらにしても短期間しか支給されないため、失業保険をあてにするのはとても危険です。
結論から言うと50代で仕事を辞めたいのであれば、最低でも年金の支給年齢に達するまでにいくらくらいかかるのか、まず必ず出て行く固定費から考えてみて下さい。
これはあくまでも最低金額であり、実際はこれに突発的に出て行くものや自然に出費が増えてしまう場合があるでしょう。
50代で家族がいて自分の収入で生活を行っているのであれば、仕事を辞めたいという自分だけの都合を求めるのではなく、生活費の面から退職しても十分な余力があるのか考えなければいけません。
退職してからどうやって必要な金額を得るか考える
50代という年齢は以後の人生を支えるだけの貯蓄を行っている人はほとんどおらず、仕事を辞めたいのであれば前職の給料以外で、何か別の収入を得なければ生活が立ち行かなくなります。
再就職する場合のリスク
最も多くの人が行っているのは再就職ですが、ここで問題になるのが50代という年齢です。
体力面や健康面から企業としても雇用するのに躊躇する場合があり、いくら本人がやる気をみせても、なかなか伝わらないものです。
一番いいのは前職での経験を生かす同業他社に転職することですが、50代で退職する人は人間関係か仕事内容で辞職するケースが多く、あまり前職の仕事には就きたがらない傾向があります。
そのため未経験の職種か興味のある仕事に就きたいと考えますが、経験の無い仕事であれば雇ってくれるのは難しくなります。
その理由は一から仕事内容を覚えてもらわなければいけないのですが、教える立場が年下の先輩になる場合が圧倒的であり、50代という年齢が年上であるというプライドになって立ちはだかり、仕事を覚える前に対応面で拒絶反応を示すからです。
退職しても再就職先が確保できていたり頼れる関係者がいれば別ですが、50代での転職はとても難しいと覚悟していて下さい。
また再就職できたとしても給与は以前よりも下がってしまうのがほとんどで、上がるのは稀だと考えていいでしょう。
そのため再就職をして給与を上げたいのであれば、前職の経験を生かすのが最も効果的な方法になります。
ただし前職が嫌で退職したのであれば同じ仕事には就きにくいため、転職して収入を増やすとは考えない方がいいでしょう。
そのため退職してからの収入確保は、下がった部分をどうやって補填していくかということが重要になってきます。
副業を考える場合のリスク
このようなケースで多くの人が行なうのはアルバイトなどの副業ですが、50代になると二つ以上の仕事を掛け持ちするのは体力面で想像以上にきつく、体を壊す原因になるだけです。
また親の介護を必要とするのであれば、アルバイトのような決まった時間に仕事に入らなければいけない副業は行いにくくなるでしょう。
比較的短時間で出勤時間にも余裕がある職種もありますが、このような仕事は女性や若年者を求める場合が多く、50代でしかも男性であると、その職種は本当に限られてしまいます。
自分の希望する時間だけ使い収入を得る方法として調べると、ネットを活用したフリーランスの仕事というものがあります。
これは文章を書いたりデータを入力するといった業務を委託という形で行う仕事であり、自宅のパソコンや携帯電話からでもできるため、外出するのが難しい主婦を中心に行われています。
このフリーランスは企業も自社内で行うよりも外部に出す仕事量が増えていて、これから将来性が高まると期待されています。
フリーランスであれば自分の空いた時間を使って行えばよく、家族の介護が必要で時間的な制約がある人にはとても有効です。
髙い能力を持っている人であれば、このフリーランスでもかなりの収入は見込めるでしょう。
しかし問題点としては、行えば必ず収入に直結するというものではなく、仕事を発注しているクライアントが認めてくれなければ収入にはなりません。
そのため何度もやり直しをしてもうまくいかず、結局は止めてしまう人も少なくないのが現実です。
このように八方塞がりになると考えるのが、株式や外国為替などの投資です。
投資の場合にはその広告として成功例がいくつも紹介されていて、その話を見たり聞いたりすると自分でも成功するような感覚を持ってしまいがちです。
しかし、このような成功例は本当にごく僅かであり、プロであっても損失を出すほどですから、未経験者が行って成功するようなものではありません。
少ない資金で多額の収入を得られる夢のような話ですが、夢はあくまでも夢として、それを実際の生活の収入にしようなどと考えないことです。
新たに商売をしてみる場合のリスク
また新たに商売を始める人もいますが、今までに経験の無い商売をして生活できるほど収入を得ている人はとても少なく、最初の頃はまず赤字になって収入は得られないでしょう。
大手のコンビニや外食チェーンなどのフランチャイズを行えば一定の客層は見込めますが、現在は飽和状態にあって経営が難しくなっています。
フランチャイズ店のオーナーになれば年齢は関係ないのでいいのですが、コンビニなどではオーナーが自分の時間が取れないという人が多く、親や子供の介護が必要な人には向いていません。
それに今はいい立地場所はほとんど空いておらず、新規出店の場合は労働時間に対して収入が見合わないというのがほとんどになっています。
現実的に収入を得ようとするのであれば企業に就職して働くのが堅実であり、自分が欲しい金額を得たいのであれば、前職の職業に就くのが間違いないと言えます。
その方が採用されやすいというだけでなく、最初から高いポストを用意してくれる場合もあり、収入も前職とそれほど変わらなくなるでしょう。
もし前職が嫌であるなら少なくなった収入をどうやって補填するのか考えておき、できる限りは貯蓄を取り崩すようなことはしないで下さい。
貯蓄部分は本当に必要になった時に使うための非常手段の資金にして、普段の生活は収入によって得られた金額を使うべきです。
50代で最後のチャンスだからと仕事を辞めたいと考える人の中には、退職しても何とかなると明確なビジョンもなく決行する人がいます。
しかし50代というのは再就職がとても厳しいため、確実に収入を得る方法を持っていない限りは、仕事を辞めたいという気持ちだけで退職をするのは考え方は甘すぎると言えます。
自分が考えた理想が実現できるのか考察する
「机上の空論」という言葉があるように、頭の中で完璧と思っている理想であっても、それが本当に実現でるのかはわかりません。
特に人間が生きて行く上でお金は絶対に必要になるものであり、原始時代のような生活ができるのであれば別ですが、現代の生活を維持したいのであれば一定の金額を用意しなければいけないでしょう。
退職後の方向性を見極める必要性
50代で仕事を辞めたいという希望を持って退職したとしても、ずっと失業したままでいいと考える人はほとんどおらず、次にどうやって収入を得るのか考えていくものです。
そのため何のビジョンもなくて現在の仕事環境が嫌だという理由で退職するのはとても危険であり、まずは収入を得ている間で次の行動について考えていくことが最適な方法と言えます。
退職後にどのような道に進むのか計画を立てたなら、まずは自分と同じ道を進んでいる人に結果がどうなっているのか聞いてみて下さい。
別の人が行っているので自分に当てはまるのかは懐疑的ですが、少なくてもその方向性が正しいのかどうかという判断材料にはなります。
50代で仕事を辞めたいという考えから退職しても、退職後の進路が失敗した場合はそのリスクがとても高く、やり直そうとしても年齢の壁に阻まれてしまいます。
例えばお金が足りなくなれば金融機関などで借りたりしますが、定職に就いているならいざ知らず、失業していて年齢も50代では相当に厳しいでしょう。
若い年代であれば就職先も多く、別の仕事との適合性を探すという目標に向かって前進することもできますが、50代では定年制の関係でよくても10年程度しか働けません。
つまり新たな自分の可能性を見つけるために違う業種に就くという段階ではなく、ただ収入を得るためだけの転職になってしまいます。
そうなるとやる気の部分も欠落しがちになり、結局は前職と同じで仕事内容や人間関係が嫌になって退職してしまうでしょう。
一度でも退職をしてしまうと、嫌になれば辞めてしまうという悪い癖がつきやすい人が多いので、自分がどのような方向に進むのかということは、しっかりと決める必要があります。
自分の進むべき道を見定める
そのために経験者の話を聞くのはとても有意義であり、インターネットを使えばそのような経験者の話を知ることができるので、まずは情報収集に励んで下さい。
そうすることで自分の考え方が正しいのか、または成功する可能性があるのかどうかが判断できるようになります。
退職後の方向性で失敗する人の多くが、誰にも相談せずに自分だけの考えで決めてしまい、どうにもならなくなってから相談するというパターンがあります。
自分一人で何とかなるのであれば別ですが、転職というのは就職する会社が入社を許可するかどうかの決定権を持っているので、何もしないでいい理想ばかりを求めるのは大きな間違いです。
転職だけに限らず、収入を得るというのは別の人がお金をくれなければあり得ない話なので、まずは退職してからどうやってお金を儲けて行くのか、実現性の高い方法を見つけていかなければいけません。
そのためには本当は経験者に直接会って話を聞くのが最適であり、本やネットでの情報を鵜呑みにするのはとても危険です。
本の場合は売れなければいけないのでいいことばかり書く傾向が強く、ネットに関しても興味を持ってもらうために脚色している可能性があるからです。
本気で退職を考えているのであれば、退職する日を少し先に設定し、その間にいろいろな人に会って話を聞き回って下さい。
「百聞は一見にしかず」という言葉が示すように、いくつもの情報を目と耳を使って知るよりも、経験者に会って体験談を聞く方が効果的です。
どちらにしても仕事を辞めたいという一心で退職を直ぐに実行するのは50代では危険であり、時間を置いて再考する余地を残しておくことが大切だと言えます。
自分が決めた進路を何があっても揺れない強い心を作っておく
人間は窮地に陥ると弱気になってしまい、事前に立てた計画であっても本当に大丈夫なのかと不安が過ってしまいます。
人間が切迫した状態で苦肉の策として生み出した方法は穴が多く、失敗する確率がとても高くなっています。
そのため一度立てて何度も再考し、それでもこの方法がいいと決めたものについては、多少の障害が発生しても継続するべきです。
自分が事前に考えてうまくいくはずと予測したものが思い通りにいかなければ、どうしても本当に大丈夫なのかと考えてしまうでしょう。
特に家族がいたりすれば、その人からも将来に向かっての不安を口にする機会が増えていき、自分が中心になって収入を得ているのであれば尚更に不安になってしまいます。
しかし精神的にも安定している期間に導き出した計画であれば、突発的に考えた方法よりも確実性があって間違っていないことが多いのも事実になっています。
それだけ人生設計というのは重要であり、50代というのは就労年齢からすれば終了直前であるのは間違いないですが、人生においては半分を少し過ぎた程度です。
年金がもらえるまではどうにかして生活を維持していかなければならず、例え年金がもらえる年代になっても、年金だけで生活できるという保証はどこにもありません。
余裕資金を残しておくというのはとても大切であり、そのためにも多少の失敗から計画を頓挫してはいけないのです。
どうしても50代の年齢で仕事を辞めたいのであれば、それは個人の問題なので仕方ない部分もありますが、自分の意思を貫くことで家族を苦しい環境に追いやるのは間違っています。
単身者であっても自分を苦しめることになってしまうため、仕事を辞めたいという一時の感情だけで長年勤めあげた会社を辞めるのは、50代の人にとってはとても危険なのです。
50代で仕事を辞めるのは勇気よりも実務優先にすべき
仕事をする以上は全てがバラ色というはずがなく、誰しも不満を感じているからこそ、仕事を辞めたいという気持ちが生じてしまいます。
それでも続けているのは退職することで起きるデメリットを考えているからであり、それはある意味、正論と言えます。
どんな状況下であろうと仕事を辞めれば収入が途絶えてしまい、お金が無ければ生活が困難になるだけです。
自分の可能性を求めて新たな道に進む勇気はとても立派ですが、その行動を起こすためには若さという年齢が必要になってきます。
50代に時間が残されていないとは言いませんが、そのような年代になると自分以外に多くの責任を持つようになるため、可能性を求めるよりも実務面を最優先に考えていくことが求められます。
仕事を辞めたいというのは本人の自由という考え方もできますが、それが50代であれば自分が仕事を辞めることで起きる問題点を受け止め、解決できるだけの確かなものがなければいけません。
それだけ50代で仕事を辞めるというのは辞めたいという気持ちだけで済む問題ではなく、誰でも不満を抱えながら仕事を続けているという現実を受け止め、それでも辞めたいのであれば誰にも迷惑をかけないようにするのが当然だと言えます。
50代で仕事を辞めたい まとめ
今回は、「50代で仕事を辞めたい」と思ったときに、生じるだろうリスクとその回避方法について書いてみました。
実際にリスクについて調べていくと、やはり今の生活を維持していくには「お金」という問題に直面することが見えてきました。
現在の収入が立ち消えるわけですから、それに見合った仕事に再就職するか、新たなビジネスに手を出していく必要があります。
どれをとっても簡単に、退職前の賃金を維持する以上の収入を得ることは容易くはありません。
新たなビジネスにチャレンジするとしても、確実な将来設計とともに、何があっても目的を達成するという強いマインドが必要となります。
これらのリスクしっかり理解して強いマインドを持ってこそ、新たな境地に進むことができるわけです。
そのことを意識して、進んでいただきたいと思います。
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